研究計画

 

1 研究の方向性

 

【研究1】

 

・GISを使って、定量分析を行う。

・対象は、自分で考える。

  • 例:相模原市にはラーメン屋が多いのか? それは、相模原駅周辺だけか? 16号線が関係しているのか?
  • ラーメン屋、中華料理店の数は、地域的な偏りがあるのか?
    (各地域でのお店の種類の割合を比較するということか、ただし、他の要因を消す工夫は必要。どうやる?) 
  • (データがあれば) お米屋さんは減ってきたのか?(どのようなお店が減ってきている?

 

・相関分析(地理的な)、人口密度を使ったエリアマーケティング、人口の重心分析など、数量分析の工夫をとりいれる。(最近の研究を、各自の対象で試してみる形)

 

・「ビッグデータ」で試してみる(→データ利用可能性の制約があるので難しいかも)

 

・「動的変化」をアニメーションで表現することを、具体的に行う。(GISソフトに機能あり)

 

【研究2 】

 

・いろいろな位置情報サービスを整理し、どのような方向に向かっているのかを検証する。

 

・その際、プライバシー等で、どのような問題になっているかを、情報流通の仕組み、ビジネスモデル、プライバシーポリシーを検証する形で明らかにしていく。

 

【研究3】

 

・行政等において、GISはどのように活用され、今後、どのように活用される可能性があるのかを分析する。

 

 

 

【研究例】

 

・研究目的等

  • 出身高校の地理分布、時系列変化を調べる
  • GISによる分析手法を開発する 

 

・手順

① 出身高校を地図にプロット(年度毎)

② 大学と高校の間の平均距離を求める

   (学科別、入試形態別、時系列変化)

③ 結果の分析 : 地理分布、時系列変化、学科別の違いなど

 

・仮説

  •  年々近場からの入学が多くなっている (大学での地域貢献活動の充実等から)
  •  競争率の高い学科ほど広範な地域から入学している

 

・他の分析

  • 大学と高校との間の平均距離とその時系列変化
  • 高校の所在地の重心とその時系列変化

 

 

・行うべき作業

  • GIS関連の卒論等のレビュー
  • GISの展示会の訪問
  • GISに関する地方自治体の活用事例の把握
  • GISに関係するNPO等のリスト作り