・GISとは

  • Geographic Information System(地理情報システム)
  • 位置や空間に関する様々な情報を、コンピュータを用いて分析を行ったり、情報を視覚的に表示させるシステムのこと。

 

・メリット

  • 対象の分布や密度、配置などを視覚的に把握できる。
  • 定量分析ができる。

 

・適用例(参考:IT用語辞典)

  • 地図データに人口分布や商店の配置などを組み合わせた、商圏分析や新規顧客開拓などのエリアマーケティング
  • 不動産業界による物件管理、施工管理
  • ケータイなどの位置情報と組み合わせた新サービス

 

・主たる参考文献

  • 後藤真太郎、谷謙二、酒井聡一、加藤一郎 『MANDARAとEXCELによる市民のためのGIS講座(新版)』 古今書店、2007 
  • 谷謙二 『MANDARAパーフェクトマスター』 古今書店、2011
  • 谷村 晋 『Rで学ぶデータサイエンス 地理空間データ分析』 共立出版

 

・地理データは、2つのデータから構成される

  • 図形データ (例:道路の位置と形)
  • 属性データ (例:道路の名称、幅員、交通量)

 

・地理データは、次の2つの表現方法がある

  • ベクタモデル (ポイント、ライン、ポリゴンで表現)
  • ラスタモデル (グリッドで表現)

 

シェープファイルとは

  • ArcView(有名なGISソフト)のデジタル地図データ形式
  • 多くのGISソフトがこの形式への変換ツールを用意している
  • 以下のファイルから構成される
  • これらのファイルを同じディレクトリに置いて使う
    • 幾何データが格納されたメインファイル(*.shp)
    • 幾何データのインデックスファイル(*.shx)
    • dBASE形式で保存された属性データ(*.dbf)
    • (空間インデックスファイル(*.sbn,*.sbx))

 

緯度経度

  • 準拠楕円体と測地系に依存する
  • 日本では、2002年4月から、「日本測地系」から「世界測地系」に移行している
  • 扱うデジタル地図データが、どちらの測地系なのか注意する必要あり