RESAS(リーサス、地域経済分析システム)

  • 地域経済(都道府県、市区町村単位)の状況を可視化するシステム
  • 提供開始:2015.4
  • 事務局:内閣官房まち・ひと・しごと創生本務
  • 政策アイデアコンテストあり ~11/13締切
  • 注意点:crome上で動かす
  • 提供しているマップ
マップの種別

主な内容

 人口

 人口ピラミッド、増減、転入・転出など

産業

付加価値額、従業員数、平均賃金など

地域経済循環

生産、分配、支出など

農林水産業

種類別の農産物販売額など

観光 人口流動(from to)、外国人の滞在状況、外国人の消費額
消費  
自治体比較  

統計を使った分析の一般的方法

  • 目的の設定(大論点)
  • いくつかの論点を提示
  • 課題の抽出
  • 対応策の検討
  • 解決策の提示(まとめ)

 

 

演習1 相模原市南区の滞在人口

    • 「相模原市南区」に滞在している人はどの市区町村から来た人か?
    • 休日と平日の違いは?
  • 手順
    • 観光マップ→From-to分析(滞在人口) ※滞在人口とは滞在時間が2時間以上の人口
      • 右上の市区町村名 :「神奈川県相模原市南区」
      • 表示地域: 「市区町村→市区町村」
      • 表示年:2015
      • 平日/休日の指定: 平日
    • グラフを表示
    • さらに、平日/休日の指定を「休日」に変更してみる
    • 時間があれば
      • 東京都渋谷区について分析してみる

演習2 神奈川県で人が集まる場所

    • 神奈川県で、休日に地域外で来る人が住民に比べて多いのはどこ?
    • 平日と休日の違いは?
  • 手順
    • 観光マップ→滞在人口率
      • 神奈川県
      • 2015年
      • 休日
    • 平日についても調べる

演習3 相模原市で人が集まる場所

    • 「相模原市」の観光地での人気の場所は?
    • 季節性のあるところ、ないところはどこ?
    • 経年変化は?
  • 手順 
    • 観光マップ→目的地分析
      • 神奈川県相模原市
      • 年月日 2014年 すべての期間
      • 休日
      • 公共交通
    • 目的地ランキングを表示
    • 年月日で月を変えて、どの季節にどの目的地が多くなるかを見る。
    • 「推移を見る」で動向を見る。

演習4 神奈川県でお金を落とす外国人

    • 神奈川県で外国人観光客の消費額が大きいのはどこの国の人? 
    • どこの国が伸びている?
    • どの月が多い?
  • 手順
    • 観光→外国人消費分析
      • 右上で「神奈川県」を選択
      • 表示する内容:消費額
      • 表示年:2014年
      • 表示月:「指定なし」
      • 右下で「指定した都道府県で分析する」
      • ※グラフの範囲を選択することに注意
    • 「推移をみる」で時系列グラフを見る
    • ※(必要に応じ)表示する部門を指定することもできる
    • 時間があれば
      • 長野県について分析してみる。冬にどの国の人が多い? 夏は?
      • 沖縄県の最近の動向は?

課題5 神奈川県を訪ねる外国人

    • 神奈川県ではどの国の訪問外国人数が多いですか?
    • どの季節の訪問者が多いですか?
    • 訪問者数の経年変化は?
  • 手順
    • 観光マップ→外国人訪問分析
      • 2015年 すべての期間
      • 全ての地域
    • 指定した都道府県で分析する
    • 推移を見る

演習6 台湾人が訪ねる都道府県

    • 台湾人はどの都道府県を旅行している?
    • 何月が多い?
    • 経年でどのような変化?
  • 手順
    • 観光マップ→外国人訪問分析
      • 2015年、全ての期間
      • すべての地域:アジア州 → すべての国:台湾
      • 指定した国籍で分析する
      • 推移を見る
      • 比較地域を追加する →「神奈川県」を選択 → 「+追加」をクリック
      • 以上でいくつかの県の時系列推移が示される
    • 時間があれば
      • 神奈川県、静岡県、山梨県のみ比較してみる
      • オーストラリアについて分析する

 

 

演習の解答例

 

演習1

  • 県内は86%で、南区、中央区、座間市などから
  • 県外は13%で、町田市、八王子市、世田谷区などから
  • 地元を除くと、相模原市中央区>町田市>座間市の順。
  • 近隣自治体からが大きい割合を占めており、遠方からは少ない。
  • 所感
  • 市区町村の人口はそれぞれ違うので、本当に多いと言えるのかはわからない。
  • 「その市区町村に居住している人がどこに滞在しているのか」も知りたい。

演習2

  • 横浜市西区、横浜市中区、箱根町、清川村など。
  • 平日、休日で傾向は似ている。

演習3

  • プレジャーフォレストの秋の人気が急激に上がっている
  • 淵野辺公園は夏の利用が多い

 

演習4

 

 

  • 米国→中国→香港の順
  • 中国と香港の伸びは大きい
  • 神奈川県は、米国が多いのが特徴的。
  • 表示する内容で「取引件数」を選択すると、米国人の取引件数は非常に多いことがわかる。
  • これは、長期滞在者の特徴。米軍基地の関係?
  • 沖縄県は、台湾が多く、台湾の伸びは大きい。
  • 長野県は、冬にオーストラリアからの旅行者が多い。
  • 所感
    • 外国人の分析は、県レベルでの分析となっているのが残念。

演習5

  • 台湾人は7月が多い。
  • オーストラリア人は、冬に、北海道、長野に訪問している人が多く、この傾向は年々拡大。
  • スキーに出かけていると想定される。

演習6

  • 東京>千葉>大阪>京都>北海道
  • 神奈川県は低迷
  • 千葉県が急激に伸びている →なぜ? TDL?