●●GPS端末の使い方 Garmin eTrex
●事前準備
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電池の入れ方(必要な場合)
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単三2本。
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カバーを外す: 後ろのリングを面から垂直になるように起こす→左にゆっくり90度回す
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カバーをはめる: カバーの下部を最初に、次に上部をはめ、カバーを強く押し込む。→リングを右にゆっくり90度回す。
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操作ボタン位置の確認
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左側側面=「↑」「↓」「メニュー」ボタン
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右側側面=「back」と「light」(=電源)ボタン
- 電源のon/off: lightボタンの長押し
- メニューの選択方法
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スティックを左右に倒して選択し、スティックを上から押して決定
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「地図」(デフォルト)を選択すると、軌跡が表示される。
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衛星の受信状況の確認:「衛星情報」
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記録を開始する前に過去の軌跡を消去する
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「現在の軌跡」を消去する ⇒ 「軌跡管理」→「現在の軌跡」→「現在の軌跡消去」
- ※GPSロガーに保存されている軌跡ファイルを消去する必要があればそれを消去する
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※「現在の軌跡」を保存していない場合は、それを記録してから消去する
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- 「軌跡管理」→「現在の軌跡」→「軌跡保存」→(ファイル名の入力)
→「現在の軌跡を消去しますか?」=Yes
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記録間隔の指定(5秒の場合)
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設定→軌跡→記録方法→記録間隔→00:00:05→OK→backボタン
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(英語版の人は)Setup→Tracks→Record Method→Time→00:00:05→Done→backボタン
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衛星受信モードの設定 ※既に設定済みと思われます
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設定→システム→衛星受信モード→GPS+GLONASS→NSAS/WAAS→On→backボタン
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(英語版の人)Setup→System→Satellite System
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→GPS+GLONASS→WAAS/EGHOS→On→backボタン
●軌跡の記録
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記録
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電源on/offで、測位・記録が開始/終了する。
- 電源を入れた直後は、現在位置の測位が完了するまで3分程度かかる。
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- ※最初は、GPS端末の位置が全く分からないので、位置を計算するのに時間がかかるため。このため、電源を入れた直後は、直ぐには歩き始めないこと。地図には?マークが出ている。測位が成功すると?が矢印に変わる。
- 基本的に、屋外でないと測位できない。(窓際などではある程度測位可能)
- 歩いていて屋内に入ると「衛星信号ロスト:OK?」とのメッセージが出る。無視してよい。(OKボタンを押してもよい。)屋外に出て再び衛星信号を拾うと、メッセ―ジは消え、計測は続く。
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「地図」を選択すると、画面に軌跡が表示される。
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(もし、表示されない場合は、「設定」→「軌跡」→「軌跡ログ」→「記録して表示する」==ONであることを確認する。)
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ウェイポイントの登録 (特定のポイント(位置)を手動で記録する場合)
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(方法1)スティックを長押し→(ポイント名を入力=省略可)→OK
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(方法2)「ポイントの登録」→(ポイント名を入力=省略可)→OK
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記録終了
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電源を切るだけでよい。(測位終了時には電源を落とす。)
●GPSロガーで測定した軌跡の保存
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- 軌跡をGPSロガー内にファイルとして保存する
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「軌跡管理」→「現在の軌跡」→「軌跡保存」
→「2016-MM-DD XX:XX:XX」の「2016-MM-DD」の次に苗字などを入れてOKを押す
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(英語版の場合)Track Manager→Current Track→Save Track→09-SEP-16の次に苗字をローマ字で入れてDoneを押す
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「現在の軌跡を消去しますか?」→「はい」→backボタン
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(英語版の場合)Do you want to clear the current track? →Yes→backボタン
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ファイル形式は.gpxである
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保存された記録ファイルをPCにコピーする
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PCにGPSロガーを接続
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ファイルエクスプローラで記録ファイルを探す
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デスクトップ等にコピー
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※ウェイポイントは軌跡とは別ファイルが作成されている
●GISソフトへの処理(QGISのケース)
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QGISへの読み込み (.gpxはそのまま読むことができる)
- 「QGISデスクトップ」を起動する。
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「ベクタレイヤの追加」→「エンコーディング」でUTF-8を指定、「ブラウズ」で軌跡ファイルを指定→Open
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空間参照システムを選択のダイアログが出たら、WGS84(EPSGコード=4326)を選択。
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以上で軌跡、ウェイポイントが表示される。
(読み込みの過程で、表示させるポイントとラインを聞いてくるので、適宜選択のこと。)
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背景地図のQGISへの読み込み
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いくつかの背景地図が考えられる。
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OSM(OpenStreetMap)の場合
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「BBBike.org」というサイトで、ダウンロードしたい地図の範囲を指定し、出力ファイル形式をshapeファイルとして申請する。メールでダウンロードリンクが送られてくるので、shapeファイルをダウンロードする。
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QGISに取り込む際は、エンコードをUTF-8、座標参照系をWGS84とする。
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違う座標系の地図と重ねる場合は、「オンザフライCRS変換」を有効にするか、レイヤの名前を付けて保存で、座標参照系を平面直角座標系に変換する。
●●以下はメモです。
●スマートフォンをGPSロガーとして用いる方法
(1) gmailアドレスの取得
(2) ロガーソフトのダウンロード
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【iPhone】 my Tracks(無料)
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【Android】 My Tracks(無料)
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(注)同じような名前ですが、全く別のアプリです。track=軌跡です。
(3) スマホの位置情報取得をON
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【iPhone】「設定」→「位置情報サービス」ON→「マップ」ON
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【Android】「設定」→「位置情報サービス」
→「無線ネットワークを使用」ONと「GPS機能を利用」ON
(4) GPSロガーによる記録
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【iPhone】REC→「記録開始」を選択→(記録)→(終了)→(保存)
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【Android】赤丸で開始→(記録)→黒丸で終了
→ファイル名は「140624山田太郎」のように付ける→(保存)
(5) GPSロガーの記録ファイルの取り出し
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【iPhone】
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「トラック」→(記録した軌跡を選択)→「右上のiを○で囲んだマーク」をタップ
→「左上のアップロードアイコン」をタップ→「メールで送信」をタップ
→「140624山田太郎」とのファイル名を付けて保存
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【Android】
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(記録ファイルを選択)→メニューボタン→エクスポート
→(形式でGPX形式を選択)→エクスポート
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エクスポートされたファイルを、ファイル管理アプリ(例:マイファイル)を用いて選択
→共有ボタン(「く」の字のアイコン)→メールでデータを送信
(6) 以上のデータをQGISに読み込む
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PCで各自gmailを開き、記録ファイルをデスクトップに保存
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スマホの位置情報サービスをON
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【iPhone】 「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」をON
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【Android】 「設定」→「現在地情報とセキュリティ」→「GPS機能を使用」を
(参考) 記録ファイルの形式変換(.gpx→.kml)とGoogle Maps上での表示
- PCでhttp://gpx2kml.com/にアクセス
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Convert fileの「参照」をクリック→デスクトップに置いた記録ファイルを選択→convert
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× View the file with Google Mapsを選択→(軌跡が表示される)
- 〇 Download your new file hereのhereを右クリック→「対象をファイルに保存」を選択、ファイル名を、「○○○.kml」(○○は自由に決める)、ファイルの種類は、「すべてのファイル(*.*)」を選択し、デスクトップ(又は、適宜のディレクトリー)に保存。
(備考)
- GPSロガー(Garmin)の附属ソフトMapSource
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GPSロガーでgpx形式で保存
- GPS Toolsのプラグインを用いて、shpファイルで保存とする
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GRASSとは:オープンソースのGIS