●経済学で面白い所

  • 農家にとって天候等により農作物の価格が不安定となることはイヤなこと。このため、契約農家方式で定額で買い取ってくれることはありがたいこと。これがあれば、農作物をよりよいものにしようとするインセンティブが増大する。この部分の経済学について考える必要がある。(演習課題)
  • 出生率を上げるために子育て支援を厚くすることは、子育て世帯が優遇されることになるが、次世代の人口が増えることで、国民全体が恩恵を被る
    • 結局、マクロに考えれば、何が公平かは変化してくる
  • 節約しすぎると経済成長率が落ち、人々の生活はさらに苦しくなる
    • 結局、マクロに考えると、良かれと思うことが、逆の結果をもたらすことがある
  • 競争があることは、結局は、消費者のためになっている
  • 結局、このような思考方法や分析のスキルを身につけることは重要
  • マルクス、ケインズ、ハイエク、フリードマン(マネタリズム)

 

●ビデオに関する質問を出す(重要)

  • これはケースメソッドと同じ
  • トレードオフ→機会費用 : 人生は選択の連続 大学に行くか働くか(両方はできない)
  • GDP、 失業率と自殺率の関係=授業で扱う

●最近の動き

  • 米国の関税引き上げ、報復関税
  • 人口減少社会を前提とした社会システムを作らねばならない

●フランクナイト

  • 確率分布で計算できる
  • 真の不確実性は対応できない
  • 競争市場
    • 基本的には、企業にとってはしんどい世界
    • 非競争市場のような市場を求める
      • 高級品市場だけを狙う(家具屋の戦略)
      • マネできない製品を開発する
  • 非競争市場
    • 企業の戦略=価格差別戦略
    • 消費者余剰を吸い取る戦略(固定+従量価格など)※競争市場でも利用可能

経済学第4回

  • 【演習】どうして同じアトラクションに乗るのに大人料金と子ども料金はなぜ違うのか?
  • 価格差別=一人一人に差別すればよい=あなたにはこの価格を提示します、他言無用です
  • 消費者余剰、生産者余剰の考え方
  • グリーン車を用意する、高級車と大衆車を用意する
  • 市場:商品と客などで構成される空間
    • 競合他社は? 顧客はどこに? その嗜好は? 取引先の要望 価格はどうする 広告効果
    • クロスセクショナルデータ(アンケート調査等)
    • 時系列データ(例:POS、ID付POS,web上のアクセス履歴)
    • ⇒そうか、個人の需要価格弾力性はネット時代にはわかる!
    • 1消費者異質性(人それぞれ)
    • 2時間的異質性(価格反応が時間の経過とともに変わる)
    • 3潜在変数 人の行動に影響を及ぼす変数が全ては把握できない
    • 4顕在変数 
  • 保育所の制度も経路依存なのかもしれない
  • 消費税がどの程度物価に反映されたか?
  • 地デジTVの値下がり曲線(どのタイミングで)
  • PCの購入(どのタイミングで)
  • お見合い問(どのタイミングで)

●注意点

  • 演習やビデオはよい
  • →身近な事例の演習問題を出す(最初に)
  • →演習の答えをプリントに書いておく(又は、選択式の問題にする)
  • (問題)今は総ヒノキ造りは贅沢になっている→なぜなのかを考えてみよう

●いろいろ

入門公共経済学(第2版)土居先生

 

●授業計画

  • 経済学的な思考方法を教える
  • 価格は何によって決まる? 
  • 時間割引率 先延ばしする人
  • ナッジ 指やひじで軽くタッチして促す(したいが躊躇している人の背中を押す)

 

●本

  • クルーグマン「ミクロ経済学」「マクロ経済学}
  • 読み物風
  • マンキューの入門経済学:経済学の10大原則の部分がよい
  • この世で一番おもしろいミクロ経済学
  • 『元気と勇気が湧いてくる経済の考え方』:経済学の考え方を、生き方や人生設計にどう役立てることができるかが紹介されている。
  • http://www.sbbit.jp/article/cont1/18744

 

情報経済学(篠崎)

 

●貿易理論171100

  • 比較優位
  • クルーグマンの新貿易理論:いろいろな落語を聞きたい(同じ産業内)
  • メリッツの新新貿易理論:交通費の壁超えられるか(一部の企業)
  • 保護貿易=強い国は交渉上有利でこれができる。消費者はよいサービスが得られない。売れないので、経済的にはマイナスになる。

 

  • 金融経済ナビhttp://kinyu-navi.jp/
  • 体験型教材:ケーザイへの3つのトビラ:赤のトビラ「外国為替・金利・景気」(証券知識普及プロジェクト)

●授業計画

 

  • どう絵で見せるか?
  • 高齢者への不利益配分が極端に嫌気され、世代間の不均衡は温存される。既得権と闘い、競争を促して経済全体の生産性を上げるという発想は、今でさえ殆どとられていない中で、今後はさらに後退してしまうことを懸念します。(三浦瑠璃氏)

●理由に基づく選択理論

  • 人が選択を行う時は、その選択肢を選んだ納得のいく理由やストーリーが必要で選択を合理化できればたとえ矛盾があっても構わない

 

●安田洋祐

  • 意思決定理論入門(NHK出版、2012)がおすすめ
  • ランダム化対照試行(Randomized Controlled Trial)
  • 『貧乏人の経済学』(みすず書房、2012)
  • 実際には似たような村をたくさんピックアップしてランダムに二つのグループに分けることで対処
  • ケニアの就学率↑ ← 虫下し
  • 開発経済 考え方1:予算をつけてプッシュ 考え方2:援助付けになってしまう『傲慢な援助』

 

●大竹文雄

  • 因果関係のみきわめが重要
  • 研究=何か変な発想ができることが重要
  • 比較優位=世の中でプラスが生まれるのは、皆が違うから。得意なことがそれぞれ違うから、得意なものどうしで交換したらよくなりますということ
  • 中学生に教えたい経済学的な見方・考え方
  • 教える理由:錯視、意思決定のバイアス
  • サンクコスト、合理的推論(他店対抗チラシ)、金利と現在バイアス、損失回避、ナッジ

●ナッジと誘導行政

  • 参考文献:情報を用いた誘導への一視座 ――行動経済学,ナッジ,行政法―― 正木宏長(立命館大学)
  • http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/15-4/04masaki.pdf#search=%27%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%B8%27
  • 肘で軽くつく、ささやかに行動を促す
  • リバタリアン(個人の自由〇、権力の干渉×)、パターナリズム(権力による一定の制限〇)
  • 人間は考えるのはめんどうくさい
  • デフォルトルールを用いて誘導する
  • 人間の合理性の限定に着目したもの
  • T: ①政府による誘導、②思考の手間の節約
  • T: 先送りしやすい人には「思考の手間の節約」は重要であろう!
  • 「どうすればできそうか? (how might we?)」と考える◎◎
    • 判断を先送りし、自由な選択肢を与え、可能性を開く
    • T:判断を先送りしてもよいと考えるのか!
  • 事例
    • ここは自転車捨て場です。ご自由にお持ちください
    • 国産食材と輸入食材の区別や産地を明記して陳列する
    • 投票率を上げるために有権者に「いつ、どこの投票所に、どのように行くか」を訪ねる
    • 弁当をカロリーの低い順に並べる
    • 市民の多くが期限内に税金を納めています
    • 納税通知書に同じ地域に住む住民の納税率を記載する
    • 生活習慣病予備軍に対し健康診断の早期受診などの行動変容を促す事業への助成(厚生労働省が2013年度にデータヘルス計画の一部として実施)
    • デフォルトを後発医薬費にする (←推奨政策をデフォルトやオプトアウトにする)
    • 臓器提供に同意しない場合にチェックを入れる(オプトアウト)
    • 賞味期限表示を年月のみにする
  • 公共政策の手法
    • 間接的に働きかける:法規制、経済的インセンティブの付与、普及啓発活動
    • 人々の意識に直接働きかける:ナッジ
    • 選択アーキテクチャ:駅のホームドア、ひじ掛け付きベンチ
    • 行為規制ができるが、民主的な手続きなく行われる傾向
    • 「個別化されたデフォルトの提供」例:レコメンドは問題か?
    • T:より政府が恣意的に進めることができるおそれ

●ローンの経済学(2015オイコノミア)

  • 家をローンで買う=コミットメント(お金を家にに使うというコミットメント)
  • Q 100万円を毎年2%の金利で借りたとき5年後一括での返済額はいくら?
    • ア 110万円より多い、 イ 110万円、 ウ 110万円より少ない
    • 複利=元金だけでなく利息にも金利がかかる
    • 約110.4万円
  • リスクプレミアム
    • ローンを借りる時に変動金利なら支払額が50万円か100万円かが50%で決まる
    • この場合の期待値は75
    • 固定金利なら支払額は80万円
    • この時リスクプレミアムは5万円(リスクをとりたくない場合に支払わなければならない金額)
    • リスクの高そうな人がお金を借りる時にはリスクプレミアムが高くなる
    • ローンを借りる場合は、性格、経済情勢、リスクに対する考え方、を考えよ

●シェアの経済学(2016オイコノミア)→情報通信産業論やゼミにもよい

  • レンタルCD、シェアハウス、ホテルなど
  • 原理=規模の経済
  • 民泊:個人が供給
    • 課題:安全、衛生、周囲の環境
    • 旅館業法:宿泊拒否は原則禁止、住宅専用地では原則営業×、感染症やテロ対策のための宿泊者名簿の作成義務など
    • 特区民泊制度で個別に施設を認定(国家戦略特区)
  • ライドシェア
    • 日本では白タクになってしまい難しい
  • モノが売れなくなる? 他のモノにお金を使うようになる=生活満足度↑
  • なぜシェアがはやり始めた? ①ネット、②モノ余り
  • 使っていないもの ①遊休資産=価値なし(場所をとる) ②所有価値あり(持っていて嬉しい)
  • 供給に柔軟性があり、需要変動に耐えられる(例:オリンピックのためにはホテルを建てない)
  • 情報の非対称性がある→評価
  • 利用者も評価する、供給者も評価する
  • 利用者が増えるほど便利になる

 

●実家の経済学 1708 (NHKオイコノミア)

  • コミットメント(縛り)
    • 親子=血縁によるコミットメント
    • 夫婦=社会制度によるコミットメント
    • ホールドアップ問題=どちらかのコミットメントが強すぎて逃げ場がなくなること
  • 交渉費用とは
    • 親子の中でも関係を保つための費用がかかる(話がはずまない、特に別居の時)
    • 交渉費用が高くなる原因=情報の非対称性(相手の考えていることがわからない)
    • 対処:共通の話題を探す=交渉費用を下げる
  • かたずけ問題(ゴミ問題)
    • 親は思い出のあるものが捨てにくい
    • 対処
      • 思い出話を聞いてあげる=good
        • 思い出が外に出る=情報の共有=情報の非対称性↓◎◎
        • 「思いが外に出る」と片付けられる!!!
      • ボランティア団体に寄付する=価値の転換
  • 遺産(財産)
    • 親が遺産を残す動機
      • ①利己的=子が世話してくれるから(子がやさしくなるから)65%
      • ②利他的=財産は子どものために 35%
      • ③王朝的=家のために(●●家を残すために)1%
      • ※宗教心による
    • 最近の変化
      • 昔は、子の財力>親の財力 、 今は、子の財力<親の財力
      • 親の長寿化
      • T:社会問題としては重要◎◎

●チョコレート産業(オイコノミア2017.5)

  • チョコレート市場
    • チョコれート市場は年々伸び5000億円を超した。
    • 50歳以上のチョコレートへの主出学が過去15年で5割増加。
    • 2016年度から低糖質等の健康志向チョコレートの種類が増えている
    • 競争が少ない状態にしている(似ているようでも違う)
    • 製品差別化=新しい機能や特性をつけることで、他の製品と差別化し消費者を獲得する
    • チョコを食べない人もターゲットにする
    • ある種の独占力があり競争を避けられる=価格を高めにできる
  • カカオ生産者
    • カカオは買い手独占なので買いたたかれる
    • カカオはなぜ買い手独占となるか? 貧しい生産者は村まで買い付けに来てくれる買い付け人に頼るしかない。しかし、買い付け人同士が談合していてその村には1社しか来ないと搾取されてしまう。
  • チョコレートの製造
    • カカオ→発酵→乾燥→焙煎(煎る、ロースト)→砂糖と混ぜる→ミルで砕く
  • ケータイ電話が普及すると所得が高まる
    • もっとも利益の大きい市場に魚を持ち込めるようになった
  • 砂糖税(砂糖含有量が高いジュース、2018年~、英国)
  • 人の行動を変えることを目的=ピグー税

 

●政策演習

  • Q なぜコンビニでは700円でくじが引けるときがある?
  • A 客単価が650円、商品は企業からの放出
  • Qモノやサービスにお金を払う時に気にすることは?
    • A 価格、デザイン、アフターケア、継続的な付き合いか(そうであれば今は売りつけないという選択、地産地消というメリット)
    • ※信用があるか
    • T: 人々は、価格だけで選んではいない。しかし、それは全てがモノやサービスに関するものではない。買物のプロセスの楽しさ、その店への愛着など。それを意識しないとだめ。
  • なぜ、通販の取扱い高が急激に伸びているのに、運輸会社は悲鳴なのか?本当は儲かって仕方ないのではないか?
  • 出席の厳格化(制度)→出席率↑、スマホの普及(技術)→私語↓
  • あるファーストフード店がハンバーガーの価格を引き上げました。このハンバーガー店のハンバーガーからの収入はどうなるかを考えて、説明して下さい。
  • スーパーやコンビニにおいて、「2リットルのミネラルウォーター」と「500ミリリットルのミネラルウォーター」が、両方とも100円程度で売られているのはなぜなのかを考えて、説明して下さい。
  • 待機児童問題とは、認可保育所(児童福祉法に基づいて認可された保育所)に入れない児童の数が大きいことを言います。経済学では、通常は、モノやサービスは、「需要と供給と一致するように市場で調整される」と習いました。では、待機児童問題はなぜ生じているのだと考えますか、説明して下さい。
    • 認可保育所とは、児童福祉法に基づいて設置された児童福祉施設。施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理など国が定めた設置基準を満たし、都道府県知事に認可された保育所。保護者が仕事や病気などの理由で小学校就学前の子どもを保育できない場合に、子どもを預かって保育する。
  • 地産地消(その地方の人はできるだけその地方で採れたものを利用しよう)という考え方があります。この考え方のメリットとデメリットについて述べて下さい。
    • 経済学では、比較優位といって、それぞれの地域は、それぞれ得意なものを生産し、それを地域間で交換することが経済的には効率的であると言われています。
    • メリット:新鮮、生産状況を知れる安心感、流通経費の節約、ニーズがわかる(生産者)、生きがい(生産者)、耕作放棄地↓
    • デメリット:コストアップ、安易な経営
    • ※外部性があるということなのでは、経営的には、独占販売契約を書いておくとよい
  • なぜ
  • 日本政府が財政政策を行おうと考えていると仮定します。プランAは、総額1兆円の子ども手当(こ(子どもがいる世帯に給付金を支給する)、プランBは総額1兆円のお金を政府が各種施設の建設等に臨時に支出する、です。どちらのプランの方がGDPが増えますか。理由とともに書いて下さい。
  • 世の中には、大きく分けると必需財(ないと困るもの)と奢侈財(なくても困らないが欲しいもの)に分けられます。その財が独占市場の場合に、そうでない場合に比べ価格が高騰しやすいのはどちらの財ですか? 理由とともに書いて下さい。
  • 企業が価格を自由に設定できますが、
  • Aさんはおにぎり1個を握るのに10秒、オムレツを1つ作るのに3分かかります。Bさんは、おにぎり1個を作るのに20秒、かき氷を1つ作るのに60秒かかります。
  • 今年の7月は例年の7月に比べ暑い日が多いです。エアコンの価格と取引数量は例年とどう異なっていると考えますか? 図と言葉で説明して下さい。もし難しければ言葉で説明して下さい。
  • 出典:舞田敏彦氏のTW170719「アラフォーの学歴別の未婚率。男女で逆になるもんだ。」
  • Q なぜ逆なのかについて、需要と供給の観点から述べよ。
  • 出典:オイコノミア2017.6 難病 松井彰彦
  • あなたにとって、次の保険のどちらがよいですか?
  • 保険A:5万円までは全額を自己負担、以降は無料
  • 保険B:1500万円までは3割を自己負担、以降は無料
  • 保険Aは自動車保険タイプ(大きなリスクに備える)、保険Bは医療保険タイプ
  • サーチ理論
  • 心の中:イメージ良い/イメージ悪い
  • 行動: その人と話そう/話すのをやめよう
  • 心の中が行動を決めるが、行動も心の中を決める
  • 帰納的ゲーム理論
  • 「共感」が大切/相手の立場に立ってものを考える

 

  • 【ごみ問題】ごみの量は現在どうなっているか?
  • ア 増えている イ 減っている ウ 横ばい状態
  • (事実)2000年以降は減っている
  • (理由)廃棄物処理法などの法整備の充実/日本経済の停滞
  • 日本は高度成長期は埋め立て処分が中心で、今は焼却処分が中心
  • 事業系ごみは横ばい
  • 日本人はほぼ1kg/日のゴミを出している
  • 不法投棄も2000年以降減っている
  • 拡大生産者責任(リサイクル法)
  • 1990年ごろまでは、古紙の回修行者が住宅地を巡回し、古新聞紙や古雑誌などと交換にトイレットペーパなどがもらえる「ちり紙交換」が行われておりました。これがなくなったのはなぜですか?
  • ア 法律により古紙回収が義務付けられ、古紙の絶対量が増え、古紙の価格が下落したため
  • イ マンションが増えたため回収が困難になったため
  • 【ビール】2017年6月の改正酒税法施行で、ビールの価格が上昇とされています。本件について、あなたはどう考えますか?
  • 0歳児の保育は40万円/月ほどかかる。認可保育所の場合、ざっくり、本人負担5万円、公的負担35万円という感じである。「その親の月収にもよるが、35万円を税金から補助するより、その親が保育した方が社会的には効率的である」という考えについて、あなたの考え方を述べて下さい。

 

 

●貿易

  • 重商主義:保護主義、植民地拡大
  • 民主主義と自由貿易で世界経済は成長
  • 新重商主義:

 

●次回行う演習

  • 福島県産のお米について、原発事故の風評被害の影響が続いています。需要曲線、供給曲線を用いて現状を説明してみて下さい。
  • 区内共通商品券発券という政策について評価して下さい。
  • 代替財:メガネとコンタクト、韓国旅行と台湾旅行
  • 補完財:バットとグローブ
  • エシレ発酵バター  有塩 100g:994円
  • なぜ不動産価格は変化が激しいのか ←供給曲線がすぐには変化しないから
  • 供給曲線のシフトの後に消費増税と駆け込み需要についての問題をやる
  • 問題は厳選して少しだけ行うこと
  • なぜ水は価格が安いのか?

●番号ポータビリティ制度の主たる目的は何ですか?

  • 番号変更にともなう不便の解消
  • ケータイ産業の競争促進

●経済学の目的

  • 人々がどうしたら豊かになるか?
  • そのためにはどのような社会のしくみを作ったらよいか?

 

●顧客が負担するコスト

  • 価格、利用コスト(価格以外の金銭的、肉体的、時間的、精神的コスト)

 

●価格差別

  • ①明らかに需要の違いがある場合の価格差別
  • ②属性の違いによるもの(女性限定割引、学生割引)
  • ③購入者自身が区分を選ぶ(クーポン持参) ←T:カモネギ?

 

●余剰の説明の仕方

  • 方法1:1人の人が買う数、売る数で説明してくと、直観での理解が難しい
  • 方法2:いろいろな人が1つづつ買う、売るタイプで説明すると、直観での理解がしやすい

 

●商店がまとめて安く売るのはなぜか?

  • 人の限界効用は低減する
  • 何個買っても同じ価格であるならば、人は限界効用と価格が等しい数まで購入する。
  • すると、消費者余剰が発生する。
  • 商店側は、消費者余剰の分も生産者余剰として取り込みたい。
  • よって、まとめ買い割引を実施する。
  • 例えば、消費者の効用が、1個なら100円、追加の1個は50円というのであれば、そのように価格を設定する。
  • ただし、この価格設定の表示の仕方は消費者にわかりにくいので、内容は同じであるが、1個なら100円、2個まとめてなら150円と表記することが多い。

●実際に500円の引換券のモデルを持ち込み、学生との間でデモをやってみる。学生が1枚は安くても売るというのであれば、その1枚についての価値は、他の4枚よりも低いということ。効用逓減である。

●余剰の説明で違和感のある点

Q そもそも人々は、「1つならこの値段でなら買う、追加で1つならこの価格でなら買う、・・・・」のようには考えていないのではないでしょうか。一般に人々は「この値段だったら何個買おうかな」と考えるのではありませんか?

 

A 1個200円のチョコレートを買う場面を考えましょう。一般にチョコレート1個のありがたみは、買う個数が増えるにしたがって少なくなるため、1個、2個、3個、・・・と考えていって、「200円払ってもう1個買いたい」と思わない手前の個数まで買うのが最適となります。たしかに、人はこのような手順で計算している訳ではありませんが、これに近い思考をしているはずです。

 ただ、チョコレートは、しばしば、まとめて買うと単価が安いという料金設定がされているため、その場合は、そのまとめた単位でしか買えないために上に述べた考え方は使えません。まとめて買うと安いというのは、消費者余剰を小さくして生産者余剰を大きくする方法なのです。

 

買おうと思います。2つ買おうかな、追加の価値はったとしましょう。この場合、チョコレート3個の価値がチョコレート3個の値段よりも大きいから買ったのでしょうか。 むしろ、2個だけチョコレートを買うことと、3個のチョコレートを買うことと、どちらが得かを比べているのではないでしょうか。3個めを買った時の効用の増分が、3個めに係るコストよりも大きければ買うという感じではないでしょうか。

 

 

A 一般には、人にとって1つのモノの価値は、追加の一つのモノの価値よりも大きい傾向にあります。例えば、アイスクリーム1個の価値と、アイスクリームの追加の1個の価値は前者が大きいです。例えば、マッサージ1時間と、マッサージの追加の1時間の価値では、前者が高いです。もし、売り手の方が、1個いくら、1時間いくらという形でモノやサービスを販売していたとして、その人が2個、又は、2時間サービスを受けたとします。この人は、1個、又は、1時間のモノ・サービスを購入した段階で、追加の1個、又は、1時間のサービスを受けるかを判断することができます。よって、追加の1個、又は、1時間のサービスには、その価格以上の価値があったことになります。最初の1個、又は、1時間の方は、より価値が高い訳ですので、必ず余剰は発生します。

 

 

 

 

●(需要曲線)

  • この商品を何円値下げしたら、買ってくれるお客さんはどれくらい増えるのか?
  • 需要の弾力性=価格が1%下落した時に需要量が何パーセント増大するのか
  • 吉野屋の需要曲線も変化する(2001年の時、●●年)
  • Q なぜそうなったのか?
    A 消費者による価格によってつられる時代ではなくなった/高くても美味しいもの
    価格を決定する際に、牛丼の価格の異なる店を作って実験する。
  • T:次の授業では、価格差別の話をする
  • T:Qなぜ、マニアックなDVDは高額か → マニアは高くても買う
  • T:Qなぜ、ネットの方がCDは安いのか → ネット市場の消費者は価格に敏感

●(供給曲線)

  • 供給の弾力性の大きいもの:低コストで長期の貯蓄が可能、長期での供給
  • 供給の弾力性の小さいもの:長期の貯蓄が不可能、短期での供給=野菜

 

●(市場メカニズムの利用)

Q ユナイテッド航空機で空港警察により乗客が引きずり降ろす事件があった。航空会社が自発的に搭乗を諦めてくれる乗客に提示した補償金は1000ドルだったと伝えられていて、この金額では応じた乗客がいなかった。ユナイテッド航空はどのように対応したらよかったのか?

ア オーバーブッキングをしない

イ 航空会社が自発的に搭乗を諦めてくれる人に対する補償金の上限を上げる(例:800ドル→10,000ドル)

 

※待機児童問題と似ている面がある。

 

●限界効用逓減

  • コーヒー1杯の満足度は減っていく
  • 貧富のある中で効用を足し合わせてどうする? →パレート最適性

●(供給曲線)

Q なぜ不動産価格は価格変動が激しいのか? 需要が強ければ、供給量を増やしていこうと思うが、容易には実現できない

 

吉野屋の原価

  • (出典)週刊フード104「吉野家の値下げに学ぶ」
  • 吉野家の発表している原価コスト:従来の183円から170円、原価率は43%。
  • コストを積み上げた牛丼並の食材原価率はおおよそ76円。
  • 売価280円に対して、27%の食材原価。
  • 発表の原価率との差は、箸、爪楊枝、ナプキン、お茶、等の副食材、店舗の水道光熱費、工場での加工費、店舗への配送費、受発注の情報コスト、及び、フランチャイズチェーン向け価格設定、などが原因。
  • 外食企業が通常使用する食材原価という概念であれば、原価率は高く推定しても30%前半であると思われる。

NHKオイコノミア「信じるココロの経済学」1603

  • ヒューリスティックスのバイアス:直観的な判断に基づき意思決定すること、例:1回うまくいったから次もうまくいくと思う、ゲン担ぎ
  • モノを決めるのにエネルギーを使うからゲン担ぎはよい

 

 

●●ルールとマナー

  • NHKオイコノミア「マナーとルールの経済学」20170308
  • マナー:お互いが気持ちよく
  • 電車の中のメーク
  • なぜなら不快と思う人があるから
  • 女はファンタジーでありたい
  • 社会的規範:長期的に形成されてきた社会の中で皆が守るべき態度
  • (マナーを守るメリット)長期的にメリット/自分が良い人というシグナル/自分が嬉しい
  • (守らない人がいる場合)
  • ルール:明文化されている、破ると罰がある
  • ルール×柔軟性
  • 「保育所への子どもの引き取りに遅れると罰金をとる」としたらかえって遅刻が増えた
  • マナーを守る:社会的規範
  • ルール:市場的規範
  • ゲ―リー・ベッカー: 人は「得られるもの>=失うもの×見つかる確率」なら犯罪を犯す
  • 放置自転車を少なくするには?
  • 罰金はいくらにすべき?
  • 放置自転車の保管場所を遠くにする=ペナルティとなる
  • 放置自転車は減っている
  • なぜなら、駐輪場が増えている、料金にも工夫あり
  • 価格差別:同じものを相手によって異なる価格で売る
  • 自分にとって望ましい行動を他の人が選ぶ仕組みのつくりかた
  • 例:人が働くようにする方法
  • 答え:①飴と鞭(ルールに近い)、②労使が協調絵t気な行動をとる(マナーに近い)
  • マナーでもく、ルールでもない、第3の方法
  • NUDGE(ナッジ):社会の仕掛けによって人々が自然とよい行動を仕向けられる
  • 例:信号機が変わるまでの時間を提供する
  • 例:ゴミ箱に足跡をつける
  • Qエスカレーターで左に立つのをやめさせるには?
  • T:一人だけの幅のエスカレーターにする/速度を上げる/歩いていると映画が見れるようにする/追い越しレーンでは音が鳴るようにする/👣を印字しておく
  • 喜んで階段を使ってもらう◎◎

 

Q 景気(経済成長率)と大卒の就職率との関係は?

 

 

Q お布施の額は何によって決まるのか?

  • ①坊さんの格、②檀家の格(格式や金持ち) ←いずれも社会的地位
  • 情報の価値も「お布施」と同じ面あがる

 

〇資本主義 

  • 出典:NHK「欲望の資本主義」2017.1
  • 経済学のポイント
    • 国富論=それぞれが自己の利益を追求すれば、見えざる手によって社会全体が栄える
    • 全ての情報を得て計画することはできない。
    • 市場に情報が集まることで調整される
    • しかしルールは必要。自由取引のためのルール。
    • 巨大企業が出て、必ずしも自由市場とはならなくなった。
  • Q 次のとぢらが正しいか?
     ア 価格は投じられた投資や労働で決まる
     イ 価格は欲望と満足感が交わるところで決まる
  • Q 株式市場ではどのように投資すべきか?
     ア 自分が成長すると考える企業に投資する
     イ 人々が成長すると考える企業に投資する
    • ケインズの美人コンテスト
      • 最も美人だと思う人に投票して下さい。ただし、賞金は最も表を集めた女性に投票した人に差し上げます。他人の子のみを予想している。これが株式式。①自分の好きな人に投票できない、②誰も好まない人が優勝することがある、③人々の固定観念で決まる。人が欲しい物を予想する世界である。
  • Q 経済成長のメリット、デメリットは?
    • メリット:経済成長は、付加価値をより多く生み出すということなので、人々の平均所得が増える、
      デメリット:古い技術を使っていた産業が衰退し失業が起こる。
    • A 例:UberはGDPを押しあげても労働市場にマイナスをもたらす。
  • 現在の経済問題
    • 低い経済成長率
    • T:成長していないので社会がうまくいかない(例:財政問題)
    • ※中国は成長率を維持するために政府が投資を続けていて財政赤字となっている
  • ステグリッツ氏の見立て
    • 現在の低成長は需要不足で起きている。それは所得格差の拡大で富裕層がお金を使わなくなっているから。GDPは、公害、資源の浪費、富の分配の不公平、社会の安定性等が考慮されていない。政府は、テクノロジー、インフラ投資、教育投資をすべき。それでよい循環が起こる。
  • 自由貿易は是か非か?
    • 自由貿易は世界経済にとってプラスとなる(比較優位)
    • 「保護主義がまん延すると世界経済が打撃を受ける」(経済学)というが、「自由貿易が各国の需要を減らしている可能性」がある。
  • 将来は予想できるか?
    • 不確実性が小さい(ルーレットの確率、人の寿命、明日の天気)=リスク
    • 不確実性が大きい(戦争、20年後の利子率、発明したものがいつ陳腐化するか=根拠がない)
    • ものごとは常に変化していて同じではない。
  • その他
    • 欲望は満たされることはない
    • 〇モノを持たない方が自由、〇何でも買えることが自由
    • マイナス金利だって金融機関は利益を出すことはできる
    • テクノロジーがUberを実現した(good)
    • トランプの支持層:工場等の海外移転により職を失った人々
    • グローバル化=貿易、資本の移動、移民 (壁がなくなる世界)
    • 金は、空間と時間の差を利用して増やすことができる。
    • 〇技術が好き、△お金が好き

 

●経済教育ネットワーク

 

●産業がうまくいくには(伝統文化がうまくいくための三要素)

  • 伝統文化性
  • 競争性
  • 商業性

●詐欺へのアプローチ

  • 経済学のアプローチ
    • どちらが正義かは考えない
    • なぜだだまされるのかを考える
    • だましても特にならない仕組みを作る
  • 法学のアプローチ
    • 詐欺を少なくするにはどうすべきかを考える
    • なぜだます側にまわったかを考える

 

●経済学の学習目標

  • 社会のしくみを理解する
  • よりよい社会のしくみを作る

●政府の役割

  • 財政政策(公共事業、減税)
  • 金融政策(低金利など)

●人々の意思決定

  • 混合戦略ナッシュ均衡
    • お互いが相手の戦略に対して最も合理的な行動をとり続けた結果の状態
    • ピッチャーから見れば失点を最小限に抑えられる配給割合が分かる
    • 全部フォークだと打者は対策してしまう、有利なように球種を混ぜる
    • ①ピッチャーのフォーク投球とストレート投球の割合
    • ②バッターのフォーク狙いとストレート狙いの割合
  • 「現状維持バイアス」がある(=現状を維持したい、冒険はしたくない)均衡で①と②が等しくなる

 

●自由貿易

  • Q 自由貿易とは何か?
  • A 関税を下げること、禁輸出入をしないこと

●自由貿易を制限すると起こること

  • 物価の上昇(消費者の損)
  • 生産性の低下
  • →中長期的には、国民は大きな負担を抱え込む

 

 

 

●生産年齢人口当たりで見れば日本の成長率は高い

 

●ナイトの不確実性

  • 定量化できないリスク
  • 最悪の事態が起こっても壊れないようにシステムを設計する
  • オプション価値を高める

●情報の経済学

  •  合理的群衆行動=個人の判断は合理的なのに結果として非合理的な行動となってしまうこと。行列のできているお店を選んでしまう。本当は、先頭の人は、たまたまその店に並んだだけかも。
  • クチコミサイトの利用方法

●自分と同じように評価する人の評価を利用する

 

●クチコミサイト

  • レビューアーの数や閲覧者の数が多いと魅力が上がる
  • =ネットワーク外部性
  • 利用者の数が利用者の利便性に影響を与える
  • クチコミサイトは利用者が多いとより利用されるようになる
  • クチコミサイトは1人勝ちが起きやすい

●評判を上げる

  • 一歩一歩努力
  • 評判を買う=フランチャイズに加盟

 

 

 

 

ダン・アリエリー 「我々は本当に自分で決めているのか?」 2/2

https://www.youtube.com/watch?v=9TYtZIbtfBU&feature=youtu.be

 

シュンペーター

  • 創造的破壊

マイケル・ポーター

  • 戦略経営
  • 戦略の中核を成す原則は、「顧客のためにユニークな価値を創出する」「何をして何をしないかを明確にし、選択する」の2つです。

 

●サブ

  • 何かの下にもぐりこんだ状態
  • サブマリン、サブマネージャ

●法則(経済学)

  • 「通常こうでしょ」という話

●範囲の経済

  • マルチユース

 

●中毒財:やればやるほど欲する財

 

●参考となるサイト

 

帝国書院 統計・ニュース ←授業で使う統計を探す

https://www.teikokushoin.co.jp/statistics/japan/index.html

 

●授業計画

 

第1回 保育所の経済学

第2回 ハンバーガー引換券の需要曲線、吉野屋の価格設定、 ビデオ:サンクコスト

第3回 引換券の供給曲線、均衡点、均衡点に落ち着く条件(完全競争市場とは)ビデオ:なし

第4回 寡占・独占はなぜ問題か ビデオ:裁定

第5回 寡占・独占(つづき)、需要曲線のシフト ビデオ:価格差別

 

 

※Amazonのwishリストはなぜよいか?

※全ての供給者のことを知れるか(引換券市場)、消費期限が短い券が混じっていたら?

供給者が談合したら?

 

余剰、価格と価値、消費税上げの前に購入した方がよいか?

 

アベノミクス:マイナス金利で国債を日本銀行に引き受けさせることでお金を作る?

→長期的には成り立たない

 

 

あの企業の平均年収は グラフで知る水準と推移 (就活でも使える)

http://vdata.nikkei.com/prj1/averageincome/#!/nkcode=0001353/zaima_code=C,D,Q,I,J/year=2002/

 

  • 「それを得るために他のものをどれだけ犠牲にできるか?」が経済学で考える「価値」である

 

●実験心理学

  • オキシトシン:愛情が来るとそれをかみしめ、攻撃が来ると反撃する作用がある。

 ●マーシャルの弟子

  • ピグー(古典派)、ケインズ(ケインズ派)
  • ピグー効果: 物価↓→消費↑

 

 

【ユーロ】

 

  • 財政赤字が深刻な国が通貨切り下げができない
    (財政赤字がGDPの6割との目安が過去にはあったはず)
  • →労働賃金の切り下げ等の方法しかない
  • (注)話は異なるが、価値観(政治統合)、経済(経済統合)が共通でないと、統合は無理。アジアは、そもそも政治システムも異なり、そのような段階ではない。

 

【フリードマン】

  • 新自由主義、リバタリアン
    • 大きな政府→財政赤字

     

    • 家賃の上限を定める
      →利益の上がらないアパートのリフォーム↓、新築アパート建設↓
      →貧弱なアパート↑、部屋数は増えない→家賃が下がる圧力は働かない
      →規制された上限の家賃のアパートばかり
    • 最低賃金↑→新規採用↓→失業者↑

 

【クルーグマン】 (2012.8)

 

  • 不況という状況にある
    • 2008 リーマンショック
    • 2012 ユーロ危機(欧州の不況)
  • 金融政策を強化すべき: 政策金利を下げる、国債を買い入れる
  • 財政出動すべき
  • 若者の雇用を増やす政策を行うべき

 

  • 日本は、物価上昇を伴う経済成長を目指せ  
  • T:ユーロ危機もリーマンショックが一因

 

 

【スティグリッツ】 (2012.8)

 

  • 1980 (1990-2000) 米の金融市場の自由化(規制緩和)
  • しかし、金融市場は自らを律することはできない
  • 格差を是正すべき→(例)短期の利益を追い求める仕組みを変えるべき
      (市場取引に対する課税を重くする)

 

  • 1990年代(日):不良債権処理の時代
  • 2000年代(日):産業展開の失敗(製造業→サービス業)
  •  (製造業は、人員削減(自動化)が進み、海外移転が進行)

 

  • 教育機会を拡大せよ
  • ユーロは維持されるのか?
  • 米国では、両親の所得と子供の所得の相関関係が高い
  • 経済政策が政治化している(政治が市場の制度を決め、一部が得をし一部が損をする仕組みとなった→社会的な地位の格差、不平等な教育制度、法的抜け穴、不平等な税制などを直せば、社会の成長は可能
  • 日本の格差:富める高齢者と貧しい若年層の世代間対立
  • 円安政策、ドル買い介入で市場に流れた円をそのまま流通させておrく不胎化政策も有効 

 

【飯田泰之】 (2012.3)

 

  • NHKニッポンのジレンマ「マジックワードにだまされるな」(飯田泰之)(2012.3.25)
  • 勉強の仕方
    • 思考のプロセスの共有が重要
    • 結論のぶつけ合いはダメ

 

  • 思考の型をつけるべき

①(知的単眼思考法)まず作業仮説を考える、そして、ダメだったら次の作業仮説を考える

②世界を自分の考えられる範囲に分けて考える

分割する、しかも、MECE(相互に排他的で重なりがない分け方)に分割する

③最後に統合して考える(ワルラスの法則)

 

  • Q ここにいる人たちをMECEに分けてください
    • 例:和服と和服でない

 

  • MECEで、財(・サービス)市場、貨幣市場、資産市場、その他、に分ける。
  • ワルラスの法則を用いると、現在の経済は、「財市場で需要が不足で、供給が足りていないのは貨幣市場である」と考えられる。

 

  • (T)そうか、最後に統合して考えるということか。

 

  • 経済学は、①価値(value)、②制約(constraint)、③最適化(optimize)で考える。
  • ①はどうすると嬉しいのかということ。買い物も①、②、③を考えて行う。

 

  • 価値観が違えば、取引(trade)することで得をすることとなる。
  • 実際の取引は、win-winなのである。
  • よって経済学では、自由な取引ができることがよいと考える。

 

  • パレートが考えた改善の概念(パレート最適)
  • 誰の満足度を下げずに、人の満足度を上げる。
  • 例: おにぎりだけを持っている人とパンだけを持っている人の交換
  • 例: 誰も失業することなく、その人の失業が改善する 

 

  • パレート改善は、妥協の産物である
    • →政策ではこれがよく採択される。
  •  経済学はツールである。
  • 分配政策には無力
  • 再分配とは想像力の問題
  • 自分が同じ状況になった時にそうあって欲しいというもの。 
  • どう意思をとりまとめるか。
  • 市場はみんなの意思の最適化の結果。
  • (価格を通じて全体の意思が一つの価格に集約される、すなわち、全体の意思が形成される、一般意思(ルソー)が形成される。一般意思とは、単なる多数決ではなく、少数者も納得する結果のこと。経済では、一般意思が達成されるが、政治では、この達成は難しい。)

 

  • 型にはまった思考をしよう!
  • イノベーションを目指さずにカイゼンでよいのではないか。
  • 人によりイメージの異なる言葉を使うのはよくない