〇ゼミ161027

  • 時差9時間を反映して変更
  • kmlファイルをネットから取得して遊ぶ方法
    • キャッシュのメニューが出てくるならば、OK
  • トイレの場所に近づく時、家に近づく時は速足になる
    • →位置的な分析ができないか?
  • 地面が熱いと、早歩きになる。
  • 地図に写真をのせる演習をする?
    • まずは、googleのmy mapで行う。

 

〇犬の散歩(てらのさん)160411

 

  • 犬の散歩スピード(気温、天気との関係、散歩に行く人との関係)
  • 犬が立ち止まる場所
  • 散歩のスピードが落ちる場所など

〇演習用データ

  • 歩行軌跡xlsx
  • 背景地図 3857: WGS84/Pseudo-Nercator
ダウンロード
161018散歩2451csvV5(重要).xlsx
Microsoft Excel 2.1 MB
ダウンロード
161000背景地図.zip
zip ( 圧縮 ) ファイル 28.8 KB

〇研究の目的

  • 犬の散歩の様子を可視化する。
  • 時間帯(午前、夜間)、散歩時間の長さ、移動距離、天候などが、移動速度にどのような影響を与えている、及び、それらの要因の相互の関係などを調べる。

〇データ

  • おじいさんと老犬の散歩。
  • 場所:神奈川県愛甲郡。
  • 記録機器:GPSロガー(Garmin)による位置の記録。記録間隔は2秒。
  • データ取得期間:2016.8.8/8~9/9
  • 合計16回の散歩。時間帯は、午前中5回、夜11回。
  • ※データの最初の約20秒はGPSロガーの測定が安定していない可能性があるため削除した。

 

〇軌跡の分析(161004)

  • 概略
    • 8月~9月頃の記録です。
    • 夜10時ごろが多く、朝8時頃のデータもあります。
    • 散歩の移動距離はとても小さく、速度もとてもゆっくりです。
    • 100mほど行って帰ってくるという感じです。
  • 速度で色分けした歩行軌跡
    • ↓には、2秒毎の位置における速度を色で表現しています。
    • 2枚の画像があります。
    • 最初の画像は、自然なブレイク(Jenks)で8段階に、次の画像は等量で8段階に分類しています。
    • 赤の点は速い速度、黄色の点は中間、青の点は遅い速度です。
    • これによると、「この付近で速度が大きい」という感じではなく、「速い散歩の回と遅い散歩の回がある」ようです。
  • 今後に向けて
    • これらの地域をメッシュに切って、そのメッシュ毎の平均速度を求めてみると、どの付近で速度が大きいかがわかるかもしれません。
    • その前に、犬がどのあたりがお気に入りなのかを確認しておきたいです。
    • 散歩ごとの歩行速度を求めて、その日の天気、気温との関係を見てみるとよいと考えます。
    • 平均速度は、excelで求めてみます。
      • その際、最初と最後の点は除いた方がよいです。なぜなら、①GPSロガーの測定が安定するまである程度の時間がかかること、②速度は、2つの点の距離を使っていますので、一番最初と市場最後は、速度が不定となる可能性があるからです。

 

  • ヒートマップです。作成方法は以下のとおりです。
    • レイヤーの選択→スカラー→ヒートマップ→(ヒートマップが描かれる)
    • プロパティ→バンド表示→単バンド疑似から―→色の変化でRedsを指定→(お化粧したヒートマップ)
    • プロパティ→レイヤプロパティ→全体の透過率を30%程度→(背景地図が見える)
  • 出発・帰着地点の他、最初の角を曲がる手前で長く滞在していることがわかります。このあたりに何があるのかが気になります。

 

 

〇関係性分析の手順

  • 散歩毎の平均速度、標準偏差を計算する。・・・①
  • 時間帯と平均速度、標準偏差の関係を調べる。
    • (仮説)午前中の方が平均速度は大きい。
  • 散歩時間、散歩距離を求め、それらと、平均速度等の関係を調べる。
  • 散歩毎の日時について、気象データ(天候、気温)を調べる。・・・②
    • 気象庁の「過去の気象データ」のページで。近くの地点を選択すれば、〇月〇日〇時〇份(10単位)の気温がわかる。
  • ①と②の関係を調べる。
    • (仮説)気温が高いと平均速度は小さい。
    • (仮説)天候が悪いと平均速度は大きい。

〇結果の図表

〇関係性分析の結果

  • 全体の概要
    • 1回の散歩時間の平均は21分、移動距離の平均は239m
    • 各回の散歩速度の平均は 0.196m/s (=705m/h)、標準偏差は 0.254m/s
  • 時間帯による差異の分析
    • 散歩時間の長さの差異に傾向はみられなかったが、長さのバラツキは、夜間の方が小さかった。
      • 夜間の方が、散歩がパターン化しているのではないか。
    • 散歩時間の平均速度は、夜間の方が小さいかった。
      • 午前中の方が活動的であるのではないか。
    • 散歩速度のバラツキは、午前と夜間での傾向が見られなかった。
  • 散歩時間の長さと速度
    • 散歩時間が長いと平均速度は小さく、速度のバラツキも小さかった。
      • 長い時間を歩くと疲れてくるのではないか。
    • 移動距離と移動速度の関係は大きくはなかった。
      • 非常にゆっくり散歩しているので距離で疲れるということはないのではないか。
  • 気温と移動速度
    • 関係は見られなかった。
    • 各回の気温は、平均は26.1度で、24.5度~29.1度の間であるという、各回の気温の差が大きくなかったことも関係している可能性がある。
  • 気温と移動距離、移動時間など
    • 関係は見られなかった。