○写真のマッピング(写真を地図に紐づける)

 

1 何のために写真を地図に紐づける?

  • 現況を可視化する(調査結果を、代表値やグラフで表現するのと同じ)
  • 可視化することにより見えてくることがある(例:人間はどのような認識を行っているのか?)

2 用語

  • ジオタグ(geotag):地図上の位置(緯度・経度)を示す数値データ。例えば、写真の撮影場所の位置情報。
  • EXIF:デジタル写真の規格。画像に関する情報や撮影日時などの付加情報を記録できる。
  • マッピングパーティ:様々な情報が詰まった地図を多くの人で作るイベント。
  • OpenStreetMap(OSM):オープンで自由な地図データを作成するプロジェクトによって製作された地図。印刷、配布が自由。一般のネット地図(例:google maps)は、ライセンス条件が厳しい。

3 スマホの設定

  • 位置情報取得をONにする
    • 【iPhone】「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」をON→「マップ」をON
    • 【Android】「設定」→「位置情報サービス」→「無線ネットワークを使用」をON、「GPS機能を利用」をON
  • スマホのカメラのジオタグをONにする
    •  【iPhone】「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「カメラ」をON
    • 【Android】(カメラアプリを起動)→「設定」→「GPSタグ」をON

(参考)写真のジオタグの有無をチェックする方法

  •  【iPhone】
    • 標準アプリである「写真」アプリ
      写真の年別一覧やコレクション一覧で「撮影場所」をタップ
      →ジオタグ付の写真であれば、地図上に展開する。
  • 【Android】
    • (方法1)写真のプロパティを確認する
    • (方法2)写真を地図上に展開する
      • 「ギャラリー」→「三」→「写真」(写真のサムネイルが出てくる)
        →場所順→(ジオタグ付の写真は、地図上に展開する)
  • 【PC】写真のプロパティを見る:「ファイル」(又は、写真を右クリック)→「プロパティ」→「詳細タブ」→(GPS:緯度、経度、高度))

 

4 Google photoを使う

 

  • スマホ→App Store(又はPlay Store) →GoogleフォトのDL
    • 「モバイルデータ通信を使用してバックアップ」=オフ(←無難)
    • 「写真と動画のアップロードサイズ」=高品質
  • →(wi-fi接続において、スマホ内の写真が大量にGoogle DriveのGoogleフォトにコピーされるので、かなりの時間を要する)

 

  • google フォトの写真の削除
    • (Googleフォトアプリ)→写真を長押し→ゴミ箱アイコンをタップ
    • これでスマホ内の写真とGoogleフォトサーバ上の写真が削除される
  • googleフォトの写真は削除せず、スマホの写真を削除
    • (方法1)他の写真アプリで削除
    • (方法2)(googleフォトアプリ)→写真を長押し※→「・・・」→端末上のファイルを削除
    • ※複数選択の場合は指を離さずスライド
  • googleフォトの検索機能
    • (右下の虫眼鏡)→写真のキーワード※
    • ※位置情報がなくてもgoogleが探してはくれる
    • ※googleが自動タグ付けしているから
  • googleフォトの自動編集機能
    • メニュー→アシスタント→(見る)→ライブラリに保存
    • →(検索メニュー下の)クリエイティブで見れる
  • googleフォトの共有機能
  • (方法1)(写真を長押しして選択)→共有メニューアイコン※→アプリを選択
    • ※写真のリンクを共有
  • (方法2)PCから行う(一括DLも可能)
  • (方法3)アルバムを作成して共有
  • googleフォト→「+」→アルバム→(写真の選択)→アルバムの名前を入力
  • googleフォト→コレクション→共有メニューアイコン※→アプリを選択
    • ※アルバムのリンクを共有

 

 

 

4(その2)位置情報付きの写真をPicasaウエブアルバムにアップロードする

 

 (注)Picasaウェブアルバムは、①地図上に複数の写真を散らばるように表示できる、②説明文を記入できるという特徴があるため、ここに写真をアップロードすることにする。

 

  • Picasaウェブアルバムのアカウントを作成する(GoogleアカウントでOK)
  • Picasaウェブアルバムに写真をアップロードする
  • 写真を地図上に表示するモードに変更する(既にそのモードになっていれば操作不要)
    • 「設定」(右上の歯車マーク)→「プライバシーと権限」
      →「Picasaウェブアルバムの写真に場所データが含まれる場合は、自動的に地図上に表示する」をチェック →「変更を保存」
  •  写真を地図上に散らばるように表示する
    • 「マイフォト」タブ→(目的のアルバムをクリック)
      →(アルバムの写真が展開され右側に地図が表示される)
      → (地図の下の)「マップを表示」→(地図が大きく表示される)
  • (必要に応じ)各写真に説明文を入れる
    • 写真をダブルクリック→(記入)
  • (必要に応じ)各写真にタグをつける
    • 写真の右側のタグをクリック→(記入)

5 Picasaの写真を共有する(リンクを知っている人だけが共有できる)

    • 一般公開、限定公開、非公開(自分のみ)がある
    • 限定公開にするには、次のようにする
  •  
    • Picasaウェブアルバム→「マイフォト」→「(google+のアイコン)共有」
      →共有の欄の「一般公開」を削除し、自分のメールアドレスを入力→「共有」
      →右側にある「このアルバムへのリンク」→「メールやIMにリンクを貼り付け」のURLをコピーし、共有者にそれをメールなどで知らせる
  •  
  •  
    • (注)別の方法として以下のような方法がある模様(未確認)
      • Picasaウェブアルバム→「マイフォト」→「公開設定を編集」
        →「限定公開(リンクを知っている全員)」→「完了」
        →アルバムを右クリック→「リンクのURLをコピー」

ž6 PicasaウェブアルバムからKMLファイルを抽出する

 

(注)KMLとは文書は.kmlという拡張子を持つテキストファイル。Google EarthやGoogle Mapsなどで表示する要素(目印、イメージ、ポリゴン、3次元モデル、説明など)を記述できる。

 

  • PicasaからKmlファイルを抽出する
    • Picasaの地図の付近にある「google earthで表示」をクリック
      (KMLファイルをDLする場所を指定)→(ファイルがダウンロードされる)

7 KMLファイルをgoogle maps上に展開する

 

(注)これにより、Google Maps上に写真が展開する。

    • 新たにgoogle mapsを開く(上部のバーの「もっと見る」からたどり着ける)
  •  
    • 「マイマップ」→「作成」→「無題の地図」をクリック→(地図名を入力)
      →「無題のレイヤ」をクリック→(レイヤ名を入力)
  •  
    • 「インポート」→「パソコンからファイルを選択」→(先ほど保存したKMLファイルを選択)→(写真が地図に貼り付けられる)
  •  
  • (注)ダウンロードしたファイルの拡張子がおかしければ、ファイルを右クリックして、名前の変更→ 拡張子(.KML)とする。

 

  • (注)KMLファイルを、Google Earthで開く方法として、ファイルの右クリック→プログラムから開く→Google Earth という方法がある。

(注)地図をクリックすると拡大する。地図にコメントもつけられる。

 

(参考)Google mapsに写真を貼り付ける方法

  • PCでパソコンで [マイマップ] の既存の地図を開く
  • 地図上の目印、シェイプ、ラインをクリックして、地図上に表示されるボックスで [編集] をクリック
  • テキストを追加する:ボックスに入力
  • 画像または動画を追加する:カメラアイコン  をクリック
  • 追加する写真または動画を選択
    • 複数の写真や動画を追加するには、[+] ボタンをクリック
    • 写真や動画を削除する場合は、[削除] をクリックします。
  • [保存] をクリック 

 

8 Google Mapsを公開する

  • 当該マイマップのみを「公開」設定にする