コンビニの分布図の作成

1 地図データ(属性データを含む)のダウンロード

(「境界データ」の「世界測地系平面直角座標系・Shape形式の川越市(236KB)」をダウンロード)

 

・ネットで「e-Stat政府統計の総合窓口」にアクセス

・「地図で見る統計(統計GIS)に進む

 

・「データダウンロード」: 「平成12年国勢調査(小地域) 2000/10/01」

・「統計表を選択」: 適当な統計表に1つ以上チェック (←実際はこの統計表は使わない)

 

・「地域選択」: 「都道府県」=「埼玉県」、「市区町村」=「11201 川越市」 → 「検索」

・「境界データ」→「世界測地系平面直角座標系・Shape形式」

 

(注)現在では、「境界データ」に「世界測地系緯度経度座標系・Shape形式」という新しい選択肢が準備されているので、それを採用してもよいと思われるが、ここでは、テキストに従って、それを採用せずに進む。新しい選択肢を選択する場合は、2のMANDARAへのファイル変換の時に、それに沿った指定を行えばよいと思われる。

 

・「A002005212000XYSWC11201」というzip形式のファイルのダウンロード画面

・(適宜のフォルダーに)「保存」→ (A002005212000XYSWC11201.zipが保存される)

・このファイルを右クリック→「解凍」→「ここに解凍」

 

→解凍したファールは、シェープファイルと呼ばれる

  • h12ka11201.shp=地図データとして利用できる
  • h12ka11201.dbf=属性データとして利用できる

 

(注)解凍したファイルが入っているホルダー名を、

  • A002005212000XYSWC11201から、
  • XXXXXXXXA002005212000XYSWC11201(←XXXXXXXXは年月日の8桁の半角数字)

 に変えておくとよい

 

2 地図データの編集 (拡張子がshpのファイルをMANDARA形式に変換する)

 

・MANDARA→「マップエディタ」→「地図データ取得」

 →「シェープファイル」→「OK」

 

・「シェープアップファイル読み込み」ボックスで

  • 「追加」→「h12ka11201.shp」→「開く」
  • 「座標系」: 平面直角
  • 「系番号」: 「9」
  • 「測地系」: 「世界測地系」

・「ファイル変換」→ (MANDARA形式の地図が表示される)

 

・(マップエディタ)→「設定」→「座標変換」

 →「平面直角座標系を緯度経度座標系に変換」

 

3 点データの取り込み

 

・EXCELで、「コンビニ.CSV」を開く (A列:店名、B列:経度、C列:緯度を確認)

・データの入ったセル全体をコピー

 

・(マップエディタ)→「編集」→「点オブジェクトの取り込み」→「緯度経度」

 「点オブジェクト取り込み」のボックスで

  • 「取り込み方法」: 「クリップボードから」
  • 「並び順」: 「オブジェクト名-経度-緯度」
  • 「オブジェクトグループ」→「新規オブジェクトグループ」→「名称」を「コンビニエンスストアー」と記入

・「取り込み」→「OK」

 

・「スーパー.CSV」について、同様なことを行う

 

・(マップエディタ)→「ファイル」→「名前を付けて地図ファイル保存」

 →「kawagoe」として保存 (拡張子はmpf)

 

4 属性データの確認

 

・「h12ka11201.dbf」をメモ帳で開く→どのようなデータかを見るだけ→閉じる

 

・EXCLEで、「data_4sho.xls」を開く (←このファイルは「h12ka11201.dbf」を加工したもの)

 

・「LAYER」タグが設定されていることを、以下のように確認

  • "A2"=LAYER、"B2"=基本データ
  • "A267"=LAYER、"B267"=コンビニエンスストア
  • "A379"=LAYER、"B379"=スーパーマーケット

・「UNIT」タグが、数値データでないものについては「CAT」(←カテゴリー)となっていることを確認

 

5 人口密度に関する階級区分図の作成

 

・A1からF421までをコピー

・(MANDARA)→「ファイル」→「クリップボードからのデータの読み込み」

・設定画面で以下のとおり設定

  • 「対象レイヤー」: 基本データ
  • 「データ項目」: 1:人口密度
  • 「階級分割数」: 5
  • 「色設定方法」: 2色グラデーション→パレットをクリックし「濃い灰色」をクリック
  • 「階級区分値」:(上から)8100、2700、900、300

・「描画開始」 →(マップが描かれる)→マップを閉じる

・(設定画面)→「重ね合わせセット」

 

6 コンビニの分布図の作成

 

・設定画面で以下のとおり設定

  • 「対象レイヤー」: コンビニエンスストア
  • コンビニの順序を、上から、セブンイレブン、ファミリーマート、サンクス、ローソン、AMPM、ミニストップ、その他となるようにドラッグ&ドロップ
  • コンビニの色:適宜
  • 「表示記号設定」: パレットをクリック→「サイズ」→「1.5%」→「OK」

・「描画開始」→(マップが描かれる)→マップを閉じる

・設定画面→「重ね合わせセット」

 

7 2枚の地図を重ね合わせる(オーバーレイ)

 

・(設定画面)→「重ね合わせ表示」タブ

  • 「重ね合わせデータ」に2種類のデータが表示されていることを確認
  • 「タイトル」: 「人口密度とコンビニエンスストア」

・「描画開始」→(マップが描かれる)

・凡例フォント、タイトルフォント、縮尺サイズ、方位記号、縮尺記号の変更など

 

8 そのコンビニから半径500mの範囲にあるコンビニ数を求める

 

・(設定画面)→「データ表示」タブ→「対象レイヤ」=コンビニエンスストア

・「分析」→「バッファ」

  • バッファ距離=0.5km
  • 「含まれるオブジェクト数のカウント」にチェック

・「OK」→(MANDARA本体の属性データに「バッファ0.5km」という列が作られる)

 

・(設定画面)→「編集」→「属性データ編集」→「属性データ編集」 

・「バッファ0.5km」を「バッファ0.5km内のコンビニ数」に変更

 

9 各コンビニの色を競合店(コンビニ)の多さによって変える

 

・(設定画面)→「対象レイヤー」→「コンビニエンスストア」

・「データ項目」→「バッファ0.5km内のコンビニ数」

・以下の設定を行い、地図に表示する

  • 「階級分割数」: 4
  • 「階級区分値」:8、4、2
  • 「色」: 赤、黄、黄緑、青(上から順に)

 

10 川越市の町丁別の境界線を地図上にひく

 

・川越市の町丁の境界がないと位置がわかりにくい

 

・このため、

 川越市の町丁別の地図(kawagoe.mpf)に、

 オブジェクトグループ(h12ka11201.shp)を、

 ダミーオブジェクトグループ(属性を持たないオブジェクト)として設定する

 

・具体的には、

・「表示」→「ダミーオブジェクトグループ変更」

・(「ダミーオブジェクト・グループ変更」のボックスで

  • 「ダミーオブジェクトグループ」: 「h12ka11201.shp」をチェック

・「OK」

 

11 そのコンビニから半径500mの範囲にあるスーパーマーケット数を求める

 

・(設定画面)で

  • 「対象レイヤ」: コンビニエンスストア
  • 「分析」→「バッファ」
    • 「分析対象レイヤ」: スーパーマーケット
    • 「バッファ距離」:0.5km
    • 「含まれるオブジェクト数のカウント」:チェックを入れる
    • 「OK」

・(設定画面)→「編集」→「属性データ編集」→「属性データ編集」 

・「バッファ0.5km」を「バッファ0.5km内のスーパー数」に変更

 

12 各コンビニの色を競合店(スーパーマーケット)の多さによって変える

 

・(設定)→「対象レイヤー」→「コンビニエンスストア」

・「データ項目」→「バッファ0.5kmい内のスーパー数」で、以下の設定を行い、地図に表示する

  • 階級分割数: 4
  • 階級区分値:3、2、1
  • 色: 赤、黄、黄緑、青(上から順に)