●●不動産価格の決まり方(170421、清水千弘)
- 富める国の地価は上がり続ける(J.S.ミル)
- 1: 取引=公示地価(2.7万)、都道府県地価調査
-
0.8 税=相続税路線価(国税庁)
-
- 例1:460千円/m2 →4,600万円/100m2
- 例2:165千円/m2 →1,650万円/100m2
- 0.7: 税=固定資産税路線価(市町村)T:相続の時に使った、皆が売った時の価格なので0.7となってもおかしくない、担税力への考慮もある(相続に使う場合は係数をかける)
- 不動産の2つの側面
-
- 資源(下がっている時、利用、効用関数の観点)
- 資産(上がっている時、投資効率の観点)
- 1980年 供給増の政策(農地の税制改正、①市街化区域内農地の税↑、②生産緑地)
-
- アパートは節税対策として建てる場合も → 余り気味へ
-
- なぜオフィス供給量が増えても、賃料が下がらなかったのか?
-
- 1人あたりのスペース↑(昔が狭すぎた、会議室もなかった)
- でも、もう十分では ⇒ そろそろ山手線の外側は×
- よいバブル
-
- 経済を起動に戻すためのバブル(需要にショックを与える)
- 資産価格の決まり方は次のとおり。
- ゴードングロースモデル
-
- 価格=家賃(収益)Yを現在価値に割り戻したもの(RF:risk free rate=国債、RP:risk premium= G:grouth in real rent=成長性)
- =Y/(RF+RP-G)
- どれだけリスクをとるかでリターンが決まる
- ただし、「ケインズの美人コンテスト理論」での修正も必要
-
-
一番よいと思う人に投票するのではなく、皆がよいと思う人に投入する
- 本来の需要でないところで価格が決まる(←投資の場合)
- レント=需要と供給で決まる
- 資産=将来の動きを含めて決まる
-
- 投資はリターンとリスクで決まる。
- ①知っていることは確認、②分からないことは確かめる、③Unknown Unknown わからないものはわからない=例:リーマンショック
- リスク:ビジネスリスク、財務リスク、流動性リスク(売りたいときに売れない)、物価上昇リスク(不動産にお金が流れる)、マネジメントリスク、金利リスク、法的リスク(建築規制、耐震基準などが地下に影響)、環境リスク(環境基準が地下に影響)
Q 正規と非正規で賃金が異なるのは仕方がない面はあるのか?
- Yes
- 正規:簡単に解雇できない(長期契約)、投資の観点が入る(大化けするかも・失敗かも)、よりよい人を取るにはよい条件を提示する必要がある
- 非正規=使用価値の観点が中心