●以下のドミナントというのは、統計ではどのような指標になるのであろうか?(要調査)
●セブンの出店(出典:マーケティング戦略アドバイザー 永井孝尚氏)
相模原市におけるコンビニエンスストアの分布に関する調査分析
第1章 はじめに
第2章 コンビニの分布に関する先行研究 ←ネットで調べる
第3章 主要3社の出店戦略 ←3社の戦略の違いをネットで調べる
第4章 相模原市のコンビニの出店状況
←Navitimeで「区」(中央区、緑区、南区)別の数を調べたところ次のとおり。
コンビニ名、中央区、緑区、南区、合計
セブン,48,33,29,110
ローソン,21,11,13,45
ファミマ,20,9,23,52
サークルK,8,6,5,19
ミニストップ,4,7,1,12
デイリーヤマザキ,1,3,1,5
スリーエフ,9,5,13,27
サンクス8,5,6,19
その他,6,5,10,21
←区別の特徴は何か?
セブンは緑区に相対的に多く、ファミマは南区に相対的に多い。
←神奈川県全体や全国と比較した特徴は何か?
第5章 GISを用いた分析
相模原市のコンビニの地理的分布(google mapsに表現)は次のとおり。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zIVr6D6-vz9k.kg61lY3qbFcc&usp=sharing
QGISで3社別の分布を描いてみると、次のような特徴がわかる
セブン:駅周辺はもとより、住宅地にもまんべんなく配置、山間部にもある、
ローソン:駅周辺などに集中している、山間部にはない
ファミマ:比較的バラついている、山間部にもある
↓セブンの分布
↓ローソンの分布
↓ファミマの分布
・特徴をより明らかにするために、
3社についてボロノイ図を描いて、各ボロノイポリゴンの面積の度数分図を描くこととした。
(手順)
・各コンビニのボロノイ図を描く
・ボロノイポリゴンの面積を求める(緯度経度座標系→平面直角座標系、フィールド計算機)
・各面積から度数分布図を描く
以上の結果の図は、下のとおり。
この図から、「セブン」が密度を高く配置する戦略をとっていることがわかる。
分析目的
相模原市における主要3社の分布状況をサマリーする
(参考)
ボロノイ図を描いてみる
↓セブンのボロノイ図
↓ローソンのボロノイ図
↓ファミマのボロノイ図
↓コンビニ3社のボロノイ図
・各社毎にボロノイ図における各ボロノイポリゴンの面積について度数分布図を描いた。
・この図から、セブンイレブンは、「特定エリアに集中的に出店する」という出店戦略をとっているように見える。
次に、半径200メートル以内にコンビニ店が何店あるかを調べ、ライバルのコンビニ店が多いほど赤くなるようにして地図に表現することとした。
この結果、特に集中しているエリアは、橋本駅、相模原駅、古淵駅、相模大野駅の4駅であることがわかる。
・相模原市のコンビニ配置に関するヒートマップを作成した。
・このことから、相模原駅と古淵駅の勢力圏については、両方が連続していることがわかる。逆に、逆に相模大野駅や橋本駅周辺は、単独の勢力圏を形成している。
・人口密度とコンビニ数の関係を調べる。
・相模原市の人口密度(町丁目別)は以下のとおり。
・これと、コンビニの分布を比較すると次のことがわかる。
・人口密度の大きい場所に配置される傾向にある。
・しかしながら、必ずしもそれだけで説明できる訳ではない。
・「駅ターミナル」に近い、「幹線沿い」という要因がありそうである。
500mメッシュで人口密度を見ると次のとおり。
・3社について、特徴を見てみる。(下の3つの地図は、順番に、セブン、ローソン、ファミマ)
・セブン:人口密度の高いところはしっかりおさえている。
・ローソン:駅などのターミナルなど中心。
・ファミマ:比較的人口密度に忠実に配置。
人口密度(メッシュ)の上に、3社の店舗を乗せると次のとおり。
(今後行うこと)
←メッシュの人口と店舗数の相関をとってみる?(空間的な相関)