上野動物園(181018)の分析

●●分析手順

 

●歩行軌跡の分析

  • 歩行軌跡の点を打つ
    • GPSロガーのデータ(5秒毎)を全員分まとめ、QGISで地図化(マーカーは〇型、1.0、赤色)
    • 背景地図はOpenStreetMap
  • ヒートマップを作成する(パラメータ=10m)

●写真の分析

  • 撮影位置の点を打つ
    • 全員の写真を1つのフォルダーに入れる
    • ※HEIF形式画像の写真については、HEIC変換フリーソフトhttps://www.apowersoft.jp/heic-to-jpg
      を用いて変換
    • 写真位置の一覧表を作成する
      • 画像位置情報取得ツール(OsadaSoft、実行形式ファイル)を用いて、位置情報などをcsvファイルにはきだす
    • 緯度経度には、" N"  " E"の文字があるのでexcelを用いてそれらを削除する
      • =SUBSTITUTE(A1,RIGHT(A1,2),""
    • csvファイルをQGISに読み込む(マーカーは〇形、1.4、紫色)
  • ヒートマップを作成する(パラメータ=10m)

●歩行軌跡と撮影位置の図を1つの地図に表現して気づきをまとめる

 

 

●歩行軌跡19名(5秒毎に打点)

  • まんべんなく歩行されている
    • 理由(仮説)
      • 動物園のが小さい(ズーラシアに比べ)
      • 動物舎が園内に点在していていろいろな周回ルートがある
      • 上野動物園が工夫している
      • 小さな飲食スペースが点在している

 

 

●写真撮影場所16名

  • 意外と西園(規模は小さい)での写真撮影が多い
  • まんべんなく写真がとられている

 

 

●歩行軌跡のヒートマップ(パラメータ=10m)

  • 休憩場所の滞在時間が長い(→歩行軌跡分析での注意点)

 

 

●撮影場所(ヒートマップ)

  • 休憩場所よりも動物舎の周辺での写真が多い。
  • 西園での写真撮影の密度が高い。

 

 

●歩行軌跡(赤いヒートマップ)+撮影場所(紫の点)

  • 歩行軌跡と撮影場所の特徴は、両者を1つの図にしてみるとよくわかる
  • 休憩場所の位置決めは重要であることを示唆している。

 

 

●歩行軌跡(赤点)+撮影場所(紫点)

  • 西園での写真撮影が多い
  • 休憩スペースでの滞在時間が長い。
  • 池に面している休憩スペースなどでも滞在時間が長いことがわかる。

 

 

●歩行軌跡(ヒートマップ赤)+撮影場所(ヒートマップ紫)(動物園全体)

  • 西園は滞在時間に比べ写真の枚数が多い

 

 

●歩行軌跡(ヒートマップ赤)+撮影場所(ヒートマップ紫)(動物園北部)

  • 両方をヒートマップにするとざっくりした傾向がわかる
  • 東園では鳥(フクロウ、ワシ、タカ)、トラ、ニホンザルなどは、滞在時間に比べ写真枚数は多い

 

 

●歩行軌跡(ヒートマップ赤)+撮影場所(ヒートマップ紫)(動物園西部)

  • 両性爬虫類館では滞在時間に比べ写真枚数が多い