東京都の地価分布図の作成

 

1 データの準備

 

・国土交通省のホームページからリンクをたどり、

→国土数値情報ダウンロードサービス(国土交通省)のページへ

 

・「JPGIS準拠データのダウンロードサービスへ」→

・「国土数値情報(JPGIS1.0準拠)のダウンロードはこちらから」

 

(1) 行政区画(面データ)情報のダウンロード

 

  • 「国土骨格」の「行政区画(面)」: 「東京」
  • 「N03-06_13.zip」をチェック、選択
  • 「ダウンロード」し、解凍
  • デスクトップに、「国土数値情報行政区域」というフォルダを作り次のファイルを保存
    • 「N03-06_13.xml」

 

  (2) 公示地価(点データ)のダウンロード

  • 「土地関連」の「公示地価(点)」: 「東京」
  • 全ての年次にチェック、選択
  • デスクトップに新しいフォルダを作成(フォルダ名=「臨時」) 
  • それぞれのファイルを、「臨時」フォルダーに「ダウンロード」し、解凍
  • デスクトップに、「国土数値情報地価公示」というフォルダを作り次のファイルを保存
    • 「L01-00_13.XML」など、「L01~」で始まるファイル

 

 

2 MANDARAのデータ形式への変換 

 

・MANDARAの起動→「キャンセル」

・「ツール」→「アドイン」→「国土数値情報JPGIS準拠地価データ→CSV変換プログラム」

 

・「国土数値情報JPGIS準拠地価データ→CSV変換プログラム」のボックスで

  • 「データフォルダ」: 「国土数値情報地価公示」
  • 「変換都道府県」:東京都
  • 「取得年次」:すべて選択
  • 「取得項目」: 「地価」、「前年度からの地価変動額」、「前年度からの地価変動率」、「用途地域」、「容積率」をチェック
  • 「属性データ出力CSVファイル」:「国土数値情報地価公示」フォルダの中に「東京都地価公示CSV」と設定

・「変換」→「出力したファイルを開きますか?」→「はい」

 

・EXCEL上で次の操作を行う

  • ”B1"=「東京都地価公示」と入力
  • 4841行以降にある伊豆諸島・小笠原諸島のデータを削除

・CSV形式のまま上書き保存

 

 

3 MANDARAへの行政区域データの取り込み(地図の取り込み)

 

・MANDARA起動→「マップエディタ」→「地図データ取得」

 →「国土数値情報」→「JPGIS準拠データ」

 

・「国土数値情報(JPGIS準拠データ)読み込み」ボックスで

  • 「国土数値情報フォルダ」:「国土数値情報行政区域」
  • 「取得都道府県」:「東京都」 をチェック

・「ファイル変換」

・「東京都の伊豆諸島・小笠原諸島も読み込みますか?」→「いいえ」

 

 

4 MANDARAへの地価公示点オブジェクトの取り込み(地価公示点の取り込み)

 

・EXCELで「東京都地価公示.CSV」→「標準値住所」、「緯度」、「経度」の部分をコピー(見出し部分は含まない)

 

・(マップエディタ)→「編集」→「点オブジェクトの取り込み」→「緯度経度」

  • 「取り込み方法」:クリップボードから
  • 「新規オブジェクトグループ名称」: 「地価公示標準地」

・「取り込み」

・「ファイル」→「名前をつけて地図データ保存」

・「東京都地価公示.mpf」で保存

 

5 MANDARAへの地価データファイルの読み込み(地価データの取り込み)

 

・MANDARA→「ファイル」→「データファイルの読み込み」→「東京都地価公示.CSV」

・設定画面

  • 「データ項目」: 27:2007年公示価格
  • 「階級分割数」: 7
  • 「色設定方法」: 3色グラデーション (←「多段階グラデーション」の方がよい?)
  • 「階級区分値」:(上から)1000000、500000、400000、300000、200000、100000
  • 「色」: 1000000以上=黄色、100000未満=青、4~500000=赤
  • 「表示記号設定」
    • 「輪郭」=透明
    • 「サイズ」=1%
    • 「OK」

・「描画開始」

 

6 行政界を表示する

 

・(出力画面)→「表示」→「ダミーオブジェクト・グループ変更」→「市町村」

 

 

 

7 欠損値の標準値を非表示にする

 

・(出力画面)→「オプション」→「オプション」

・「欠損値の凡例」→「欠損値を表示」のチェックを外す

 

 

 

8 階級区分のコピー

 

・(設定画面)→「ツール」→「凡例設定コピー」

  • 「コピー元」: 27:2007年公示価格
  • 「コピー先」: 3:1983年公示価格、・・・、26:2006年公示価格

 

 

9 連続表示(手動)

 

・(設定画面)→「ツール」→「連続表示モードにまとめてデータ追加」

  • 「3:1983年公示価格」~「27:2007年公示価格」を選択→「OK」

・(設定画面)→「連続表示」

  • 「タイトル」: 「地価公示価格の変化」

・「描画開始」

・下のタスクバーにある「←」「→」を使って移動

 

 

10 連続表示(自動)

 

・(出力画面)→「ファイル」→「連続表示モードのファイル出力」

  • 「フォルダ」: 「国土数値情報地価公示」
  • 「ベース画像ファイル名」: 「地価公示価格の変化」
  • 「出力方法」: 「WEB画像変化」
  • 「OK」 

(注)

地図が見えない場合は、画面の下の方にあるので探すこと 。

右側に表示されているデータ項目のところにマウスを合わせると、そのデータ項目の画像に切り替わる 。

 

  • 「出力方法」: 「WEBアニメーション」に変えると、自動的に画像が切り替わるモードとなる

 

  

11 クロス集計

 

・(設定画面)→「データ表示」

 

・「分析」→「距離測定」

  • 60行目付近にある「東京都千代田区丸の内2-4-1(61)」を選択
  • 「OK」

 

・(設定画面)

  • 「データ項目」→「151:東京都千代田区丸の内2-4-1(61)との距離」
  • 「階級分割数」: 6
  • 「階級区分値」: (上から)40、30、20、10、5
  • 「描画開始」→(同心円状に色分けられた地図)

 

・(設定画面)

  • 「データ項目」→「100:2007年用途地域」
  • 用途地域のカテゴリの並び順を、「第一種低層住居専用地域」「第二種低層住居専用地域」「第一種中高層住居専用地域」「第二種中高層住居専用地域」「準住居地域」「近隣商業地域」「商業地域」「準工業地域」「工業地域」「工業専用地域」「市街化調整区域」とする

 

 

・「分析」→「クロス集計」

「縦方向」: 「100:2007年用途地域」

「横方向」: 「151:東京都千代田区丸の内2-4-1(61)との距離」

「集計項目」: 「データ項目集計」

「集計するデータ項目」: 「027:20007年公示地価」を選択、「平均値」を選択

「集計」 →(クリップボードに出力しました)

 

・EXCELを起動→「編集」→「貼り付け」

 

 これにより、「用途地域」と「都心からの距離帯ごとに集計された公示地価の平均値」のクロス集計表が完成

 

 

【所感】

  • 国土数値情報には、メッシュデータもある。
  • 任意の住所の地価をgetするプログラムを作ることができるはず。
  • 東京都丸の内からの距離と地価の関係を、散布図に書くこともできるはず。(東と西に分けてもよい)