●人生に「親友」は必要ないのか?大ヒット本『友だち幻想』への違和感 人が学校へ行く意味を考える、2018年11月23日 6時0分 現代ビジネス181124
- 2016年に56歳で大腸がんで亡くなった社会学者・菅野仁氏『友だち幻想』
- 過剰な期待を持つのはやめて、人はどんなに親しくなっても他者なんだということを意識した上での信頼感のようなものを作っていかなくてはならない
- 人間関係においては、適切な距離感、方向の違いは重要
- それだけでは淋しいので、時には近づきすぎて鬱陶しくなるが、それでも信頼できる親友を持っておく必要がある
- 生徒の記憶に残るようなりっぱな先生をめざすことは、必ずしも必要ない
- 生徒の記憶に残ることを求めすぎると、過剰な精神的関与や自分の信念の押し付けに走ってしまう恐れがある
- 教育は、教師と生徒の間の人格的触発によって起きるのだと評者は考えている
- 英語力自体はそれほど高くなくても、入門や初級レベルの英語を教える教授法を熱心に研究し、情熱を持って授業に取り組む教師に習った方が英語力の基礎が身につく
●モーガンフリーマン時空を超えて「貧富の差をもたらすものは何か」NHK、2017.11
- 遺伝子と環境
- 特定の遺伝子だけが人格に関わる訳ではない
- その人の将来は家庭環境がほとんど、遺伝子の影響は小さい
- しかし、高所得者になるほど、遺伝子の影響が大きい
- その国の遺伝的多様性が適度(スウィートスポット) → 経済発展がMAX
- ∵変化への対応能力が高い
- アフリカは遺伝子の多様性が大きい
- 多様性=+多様的な意見があり技術革新につながる、-人々の信頼感
- 所得分布
- 下位97%=ボルツマン分布に従う(サラリーマン)
- 上位3%=べき乗分布に従う(投資家)
- 平等=同じ報酬がもらえること、公平=努力に見合った報酬
- 自分を利するための行動 NE 利己的(自分だけよい)
- 共有地の悲劇=一人の利己主義が全体の利益を減ずる
- 環境問題など、様々な例がある
- そのために法がある、しかし完全ではなく、富裕層が有利
- 恥の意識を使うとよい=(例:税の滞納額の大きい人の名前を公表する)
- 実験
- お互い話さない
- 1人10ドルを倍に増やすゲーム
- 第2回のゲームでは、もっとも出資金の少なかった人2名の名前を発表する
- (最も貢献した人と、逆の人を発表する)
- 共同資金に出資するか否かと2倍に増えるのでその分け前をもらえる
- それを10回やる
- 投資家が投資するから全体の経済は上がる